ドライバーの仕事内容によって勤務時間は異なる

トラックドライバーの勤務形態は、小型、中型、大型と、運転するトラックの大きさによって異なります。小型トラックのドライバーは担当エリア内で、荷物を個人宅や企業に運搬するのが業務ですので、取引先の営業時間にもよりますが、一般的には朝9時から夜8時頃までの間で勤務します。普通自動車免許で運転できること、勤務時間が決まっており、夜は帰宅できることから、小型の近距離ドライバーは家庭と仕事の両立を図りたい女性にも人気があります。

また中型トラックのドライバーは、日帰りできる範囲で、集配所や荷下ろし場まで依頼された荷物を運びます。一方、大型トラックは一度の運送で片道500キロ以上を走行しますので、トラックのなかで仮眠をし、数日間は帰宅できないことも珍しくありません。中型トラックも大型トラックも、所属する運送会社や取引先によって、勤務時間が決まっているとは限らないので、求人広告をよく確認することが大切です。

休日を取得しやすいか

休日には、法律で規定されている法定休日と、会社が独自で従業員に付与する休日があります。法律では、すべての会社は従業員に週に一日は休日を取らせることが義務付けられていますが、繁忙期には休日を取れないこともあります。その場合でも、休日出勤は二週間に一度までと決められていますので、二週間以上、休みなく出勤するのは法律違反となります。

会社が独自で従業員に付与するのが有給休暇です。小型や中型トラックを運転する近・中距離のドライバーは、基本的には日帰りですので、有給休暇は取りやすいといえます。長距離ドライバーであっても、ドライバーの業務管理がきちんとされている会社であれば、業務の調整ができるので、急な休みでも取得しやすい傾向にあります。

トラック運転手の転職に関してですが、昨今、運送業界は人手不足が続いており、いわゆる「売り手市場」となっています。その為、ドライバーの転職は比較的容易に、好条件でおこなえる可能性が高まっています。